基本情報技術者試験(FE)を受けた
最小限の努力で最大限の結果
とりあえず受かったはず
当日にメールで届いたスコアレポートによると、午前が9割、午後が8割の得点だった。
もうちょっと点数よかったらツイッターでイキり散らそうと思ってたのに絶妙に点数悪くてイキれなくなった pic.twitter.com/EgXKc2OXFI
— タナイ (@okinawa__noodle) March 16, 2021
受けるという行為自体が最難関
田舎に住んでいる都合上、朝イチの試験時間で受けようと思ったら5時台の始発に乗る必要があった。
実際にはもう1本あとの列車でも間に合わなくはないのだが、距離が距離だけに遅延すなわち死のため始発乗車もやむを得ない。クレイジーすぎて前日AM2時ちょっと前まで夜ふかししてしまったため、朝起きること自体も非常にスリリングだった。
なんて難しい試験だろうか。
試験自体はザコ
情報技術者の試験らしいが、普通に人生を送っているだけで知りうる内容が大部分を占める。
知らない内容も出てくるには出てくるが、そのうちの半分以上は、日本語あるいは簡単な英単語(カタカナ表記)の意味さえ分かれば問題文を読むだけで正答が自ずと選べるようになっている。
正直「いや、もうちょっと間違えそうな選択肢にしたれよ」と思った。いっそ試験名を日本語検定3級とかにしたほうがよいのではないか。
しかも合格基準が6割らしい。世の中にはこの基本情報技術者試験より簡単とされるITパスポートと いう試験があるらしいが、これ以上簡単な問題をどうやって作るのか甚だ疑問である。
勉強方法
この試験を受けるにあたって特別な勉強は不要と思うが、一応私の勉強内容を記しておこう。
まず、この試験は去年の秋期に1度コロナで中止になっているが、私はその回に申し込んで肩透かしを食らっている経緯がある。当時はちょっと厚めの参考書を1冊買ったが、なんせ既知の事項が多く読むのが苦痛なので当時はテキトーにパラパラめくって終了した。
今回の申込みでは、その厚めの参考書を読み切るモチベーションがなかったので、満を持して薄めの参考書を1冊購入した(試験6日前)。この本は説明がわりと端折られていて、そのおかげで逆にサクサク読めた。
読破のあとは、過去問を1年分弱解いてみた。ネットに過去問を1問1答形式で答えるサイトがあり、そちらを利用した。
過去問演習を反復するまでもなく過去問の正答率が9割を超えたため、勉強を終えた(試験2-3日前くらい)。
まとめ
基本情報技術者というだけあって本当に基本しか問わない試験である。したがって、本試験を合格しているからといって当人のエンジニアとしての実力を担保できるものでは決してないだろう。
「普通に人生を送っているだけで知りうる内容」ばかりだとは書いたが、さすがに情報技術と銘打っている手前、部分的にプログラムに関する問題があることはたしかだ。しかし、プログラム内容としてはごくごく基本の内容であるため、合格したからといってコーディングという観点で全く担保できるものはない。
未経験からエンジニアを目指そうと いう人が、万が一この試験で苦戦するならまだ到底応募するべき段階にはないといえるだろう。
エンジニア界隈は他業種に比べて教育が不足している、だから人材が不足するというような言説も散見されるが、何事にも限度がある。
これだけ世に教材があふれかえっている基本情報技術者の内容すら自力で習得できないようだと、仮にエンジニアになったところで望み薄というのが正直なところではないだろうか。より少ない情報源をもとにキャッチアップが必要な場面もままあるのだから。