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直近4ヶ月くらいの学んだことのまとめ

日々が目まぐるしく変わっていく

個人ブログがご無沙汰

勤め先の技術ブログを活性化させる責を担っているため、会社のブログはちょこちょこ書いたりしているのだが、2021年とは打って変わって自分のブログをあまり書かなくなってしまった。

本業に加え、次女も生まれたし、副業もしているし、自分の会社もあるしで、生活における優先順位がいろいろと変わっており、相対的にブログの優先度が下がったことがその理由だ。

時間がないというわりにTwitterには相変わらず勤しんでいるが、とはいえ、Twitterのように短文を連ねたアウトプットは、あまりアウトプットという感じがしない。 本来、思考を深めたり整理したりするためのアウトプットのはずが、怒涛のように押し寄せる世間のツイートに注意は散漫し、むしろ思考が分断されてしまう。

ということで、30分程度をタイムリミットに書けるところまで書いて投稿してしまおうと思う。

開発する時間が増えた

本業でも開発関連の案件に携わったり、それ以外でもweb3関連のプロダクトを作るようになって、わりと開発の比重が増えた。

具体的にプロダクトに絡む関係では、

  • Firebase (Firestore / Auth)
  • Next.js
  • React Hook Form
  • RainbowKit
  • HTML/CSS (LP制作)
  • Figma / Adobe XD
  • Vue.js (2.x系)

あたりの知識が増えた。 とはいえ、これらは主に「使い方を覚える」系の知識なので、覚えた上で一段上に抽象化した概念を体得しないと意味はないだろう。

より抽象的に学んだもの

また、プロダクト開発と直接は関連しないものの、個人での調べ物や読書に加え、副業での勉強会などに参加して得た知識もある。

どちらかというと抽象的な概念を学んだような形だが、

  • Ethereum (Account Abstraction)
  • DDD (7割くらいまで読んでいる)
  • デザインパターン
  • Rust
  • モナド

復習・深化も含まれるが、以前より考えが及ぶ範囲が深まった気はする。

プロジェクトマネジメントとラインマネジメント

本業の方ではPM的な立ち回りを期待されていることもあり、個別具体的な知識というよりは、IT文脈での仕事の回し方を学んでいる。

転職する前は生産ラインへの設備導入でPMをしていたが、なんせ中途採用がなく新卒一括採用と終身雇用が大前提の企業だった。 そのため、「職務=若手=なんでも屋」という感じで世界が回っており、恥ずかしながら自分のロールを意識することがあまりなかった。

自分のいる工場が日常では世界のすべてであった。国内では業界トップの企業だったこともあり、そこに同業他社の影などない。

一転、IT業界は(とくにSIerは)、職能・ロールによる区分がはっきりしているので、ロールをわりと意識する。

頭の悪いことを言うが、「世間的にはプロジェクトマネジメントの手法って体系的に学ぶものなんだ」という驚きがあった。 新卒からの数年間ずっと、私の辞書にはOJTという文字しかなかったのだ。

であるからして、仕事としてやるべきことが本質的に変わっているわけではないのだが、今はより汎化されたプロセスを追求している。

とにかくやるべきことは、仕事の再現性を高めることだ。実行する内容によらない進捗の生み方を言語化することだ。 そして、そのプロセスに習熟することだ。

付け加えるなら、プロジェクトマネジメントを通じて、ラインマネジメントも学ばなくてはならないだろう。

経験年数の浅さをカバーする

自分は新卒からの5年ほどをドブに捨ててきた。曲りなりに大手企業に在籍したという実績解除はできたが、それ以外に得られたものが少ない。 得られたものが全くないとは言わないが、より成長効率がよいと思われる環境が他にいくらでもあったと感じている。

そんな状況からの業界を変えての転職だ。なるほど、エンジニアとしての実務経験年数が極めて浅いという帰結を招いた。

ではどうするか。人より短い期間で多くを得るためには、人生の密度を高めるしかない。

幸いなことに副業の方ではCTOを拝命したので、PMに加えラインマネジメントの経験を積むことができる。
もちろんモダンなスタックで開発もバンバンできる。スタートアップだから0→1をたくさん経験できる。

だから、本業でPMに力を入れても(個人の技術ばかりに傾倒できなくなっても)、後ろめたさがない。
スタートアップにはない方面の泥臭さに直面できるし、もちろんレガシと対峙することもできる。

どちらか一方では疎かになる要素があり、どちらも経験しておくべき必要な苦しみを含んでいる。
そして自分の会社を作ったことで、「業務」ではなく「事業」の難しさも体験できる。

問題といえば自分の身体があと10体くらい必要なことくらいで、布陣としては申し分ない。

俺は、俺のできることを増やしたい

できることが増えることは、いいことだ。この上ない喜びを生じさせる。

そのためには苦しみがあってもいい。 もちろん世の中には味わう必要が全くない苦しみも多く存在するが、能力を伸ばすために必要な苦しみなら甘受したい。

自分の中で再現性高く実現可能なことがらを増やすこと、これこそが俺の価値観の軸だ。
今日書いていて、あらためて再認識した。

どんなに細かなことでも、俺のできることが増えているのを認識するために、やはり備忘録としてブログは書くようにしよう。 あまり時間をかけずに済むフォーマットを模索しておこうと思う。